性器カンジダ症はもともと体内にあるカンジダが原因で起こる病気です
性器カンジダ症とは
ヨーグルト状のおりものが特徴的な症状
性器カンジダ症は他の多くの性感染症と違い、原因となる菌の感染によって起こるのではなく、もともと体内にあるカビの1種であるカンジダが原因で起こる病気で、体調不良によって菌が増殖したり、すでに性器に菌が増殖しているパートナーとのセックスによって症状があらわれます。
性器カンジダ症では通常男性に症状が出ることはあまりありませんが、女性では膣内や外陰部にかゆみが出たり、ヨーグルト状のおりもの(膣内の付着物。粥状やチーズ状のことも)が出たりします。
カンジダはもともと体内にあることの多いものですが、女性の場合は通常は膣内の良い菌がカンジダの増殖を抑えています。そのため、臭いなどを気にして膣内を洗い過ぎることでこの良い菌まで流してしまい、カンジダが増殖して性器カンジダ症となる場合があります。
性器カンジダ症の症状
ヨーグルト状のおりもの
性器カンジダ症となるのは基本的に女性ですが、症状としては膣内にヨーグルトや粥に似た分泌物がでることです。ほかに、おりものが増えたり、陰部や膣内にかゆみを感じたり、場合によっては痛みが出るなどの事もあります。
性器カンジダ症の特徴
もともと持っている人も多いカンジダ
性器カンジダ症の原因となるカンジダは、非妊婦の場合で15%程度のひとが膣内に保有しているもので、妊婦の場合で30%程度のひとが膣内に保有しています。このカンジダが体調不良やストレスなどで免疫力が落ちた際や、性交をきっかけに発症します。
カンジダが膣内にあっても性器カンジダ症と診断されるわけではなく、陰部や膣内にカンジダが検出されたうえで、陰部や膣内にかゆみやおりものの増加といった自覚症状があり、陰部や膣内に炎症がある、場合に性器カンジダ症と診断されます。
洗い過ぎが発症の原因にも
性器カンジダ症の特徴の一つに、洗い過ぎが原因で発症することがあります。体調や季節によって気になるデリケートゾーンの臭いを消そうと、良かれと思ってデリケートゾーンや膣内を洗い過ぎることによって、カンジダの増殖を抑えていた良い菌まで洗い流されてしまい、性器カンジダ症を発症することがあります。
性器カンジダ症による臭いやかゆみをケアするジェルもありますので、試してみてもいいかもしれません。
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このサイトに掲載している症状や治療例などについてはあくまでも参考例です。実際の各個人の症状や病気に当てはまるとは限りません。実際に症状や体調などが気になる場合や病気の場合には、医療機関もしくは検査機関で検査を受け、治療に関しては医師の診察を受けてください。